新卒者と違い転職する社会人に求められるもののひとつに情報収集力があります。
中途採用での選考では、社会人として転職したいと思っている業界・企業に対しどれだけチャンネルを持っているか、自分なりの視点を持っているか、を問われることが多々あります。
それは自分の企業へ対する積極性につながるPRポイントにもなりますし、自分がその企業で本当にやって行けるのかをイメージするためにも必要な準備です。
それまでと同じ業界からの職替えであればなおさらのこと、全くの異業種であっても異業種から見た視点が必要になります。
特に自分がその企業に入ってやりたいこと、力になれること、は間違いなく採用ポイントになりますので、そこに対する説得力のあるPRは面接時に大きな武器になるはずです。
自分が得た企業に対する情報を裏付けに、自分の能力をどう活かし、どう貢献出来るのか、について具体的なビジョンを持った人材は高い評価を得られるでしょう。
また、情報の収集方法は他のライバルとは違った自分の色を出せるポイントでもあります。
人とは違ったソースを持つこと、情報に対する独自の角度にはその人の個性が出てくるものです。
企業の公式HPだけではなく業界のHP、業界内での順位、主力製品、競合他社の製品等を調査すること、ネットだけではない情報を探すことが必要です。
転職活動では紹介したような綿密な情報収集も大切ですが、まず相手が一番最初に見る提出書類の準備が必要です。
質の悪い履歴書や職務経歴書では書類審査に落ちてしまう可能性が高く、綿密な情報収集も水の泡です。
行きたい業界・企業の情報収集はしっかりしていたけれど他のことがしっかりやれていなかったと直前になって焦らなくても良いように、今の自分は転職準備で何をやるべきかをしっかり把握した上で転職に臨みましょう。